ロボカップジュニア2020東東京ノード大会報告

~  関東ブロック大会に9チーム出場決定 ~ 

日本リーグレスキュー表彰を独占!
OnStage表彰
サッカー日本リーグ
サッカープレゼン賞

ロボカップジュニア2020の地区予選となる東東京ノード大会が開催されました。11/23に(土祝)OnStage日本リーグ(参加2チーム)、11/24(日)レスキューLineワールドリーグ(17チーム)、レスキュー日本リーグ(14チーム)、サッカー日本リーグ(12チーム)が行われました。その他の競技は、関東ブロック全体のチーム数が少ないため、関東ブロック大会が初戦となります。

Truthからは、全10チームが参加。OnStage日本リーグ「サンタスティックナイト」は、活動の実質的なスタートの遅れが響き、練習不足となったせいか、パフォーマンス(演技)でのミスが目立ち大きな減点となってしまいました。インタビュー得点に救われて優勝。ベストプレゼンテーション賞も受賞して2冠達成。レスキューはチーム数が多いため、競技時間が8分から6分に短縮されました。そのため、被災者救出の練習をしていたチームもありましたが、被災者ゾーンに到達する時間が取れなかったチームも多くありました。その中で、ワールドリーグ準優勝、日本リーグは1位~4位を独占。今後の課題は、走行スピードを上げることと被災者救出の精度を上げることになります。少しの変更も全体の動きに影響するので、関東ブロック大会までの限られた時間内で試行錯誤を繰り返し、目標を実現してもらいたいものです。サッカー日本リーグは、関東圏内ではレゴ・マインドストームが多く出場しています。今年は、傑出したロボットや独創的なロボットがなく、精度が高くオウンゴールしないチームが有利だったようです。1位と3位という結果ですが、ロボットのスピードを上げること、強力なキーパーロボットを作って相手のシュートもオウンゴールも確実に防げるようにすることが、ジャパンオープン出場の鍵となりそうです。

レスキューワールドリーグ
サッカー日本リーグ
レスキューライン・ワールドリーグ

残念ながら関東ブロックに出場できなかったチームも、出場決定したチームもありますが、それぞれに何が欠けていたのかを十分に振り返って、次への活動に活かしてくれることを期待します。



ロボカップ2020 Truthチーム表

詳細・結果はこちらからもご覧いただけます。
https://rcjj-kanto.org/tokyo/



ロボカップ2020開催概要

<関東ブロック大会> 

2020年1月12日(日)~13日(月祝) 

都立産技高専 品川キャンパス

https://rcjj-kanto.org/

<ジャパンオープン2020和歌山>

2020年4月24日(金)~26(日)                   

和歌山ビッグホエール(JR和歌山駅)

http://www.robocupjunior.jp/

Robocup2020ボルドー世界大会>        

 2020年6月23日~29日

https://www.robocup.fr/robocup-2020-1

<アジアパシフィック2020愛知>        

   2020年10月開催予定



加賀ロボレーブ国際大会2019

~ NESTチーム、初の入賞を果たしました! ~

オープニング

去る11/8(金)~10(日)、石川県加賀市で「加賀ロボレーブ国際大会2019」が開催されました。加賀市長をトップとして加賀市役所全体を挙げての大会です。大会の運営も空港やホテルとの送迎も、市の職員の方々が行ってくださいました。また、加賀市内の小中高校も学校での取り組みとして、多くの子供たちを参加していました。国際大会だけに、海外からは中国・台湾・シンガポールの計40チーム、国内チームと併せて154チーム405人の選手が、6競技12部門において熱戦を繰り広げました。

アメージング
ラインフォローイング

ジグザグのコースを完走する「アメージング」、ライントレースをしてピンポン玉をゴールの箱に入れる「ラインフォローイング」、3台で土俵から他のロボットを押し出す「スモーボット」、剣に見立てた棒を横につけた缶を乗せたロボット2台がライントレースをしながら走行し、相手の缶を倒す「ジャスティング」、革新的で機能的なロボットを作って発表する「ロボットベート」という従来の競技に加え、今年から「ファイアー・ファイティング」が加わりました。これは、いろいろな高さに置かれた、実際に火が灯っているロウソクの火を消すという競技です。ノートパソコンのファンを使ったり、ファンの位置を上下させたり、初競技だけあっていろいろな発想が見られました。

スモーボット

NESTからは、4チーム10人が、「アメージング」と「ライン・フォローイング」「スモーボット」に参加。11/9の終日と11/10の午前に予選が行われました。徐々に結果を挙げていく子や、突然ロボットを改造して不本意な結果になる子、不調が続いたものの終盤に不具合を直して高得点を最後に連発する子…。長時間、調整と試合を繰り返します。結果、「スモーボット」の2チームが決勝進出。1チームが優勝戦まで残り、ロボットが倒れたものの土俵に残って準優勝。NESTチームが参加して初めての賞状を獲得しました。

ロボカップジュニアと比べて、参加しやすい難易度のロボットコンテストです。大会までの計画と準備、大会での調整の仕方や振る舞いなど、学ぶことが多かったと思います。この経験をロボカップジュニアでも活かしてくれることを期待します。


加賀ロボレーブ国際大会

ロボカップ2020開幕 Truth出場チーム紹介

~ 歌山ジャパンオープン、ボルドー世界大会、愛知アジアパシフィック出場目指して始動! ~ 

ロボカップサッカー日本リーグ
OnStage集合写真
レスキュー集合写真

11月から、ロボカップジュニア関東ブロックの予選・ノード大会が始まります。今年もトゥルースから右表の全12チームが、全国大会や世界大会出場目指し、挑戦します。

ロボカップ2020の世界大会は、フランス・ボルドーで6月下旬に開催されます。また、10月には、愛知県国際展示場でアジアパシフィック大会が開催決定!ロボットを通して、世界中の仲間たちと交流できる機会が、ぐっと身近になりました。

上位大会の経験は、たくさんのことを学ぶ絶好の機会であり、子どもたちを大きく成長させてくれる貴重な時間です。だからこそ、Truthのチームは「勝たなければならない!」と、気持ちを一つにして、まず予選突破を目標に全力で取り組んでいます!

ぜひ、応援に来てください!また、保護者の皆様、OBの諸君、全てボランティアスタッフで運営しているこの大会に、力を貸してください!





ロボカップ開催概要

<ロボカップジュニア関東> 

https://rcjj-kanto.org/

神奈川西東京ノード大会 11月23日(土祝)

東東京ノード大会    11月24日(日)

関東ブロック大会    2020年1月12日(日)-13日(月祝)

 ※いずれも都立産技高専 品川キャンパス

<ロボカップ・ジャパンオープン2020和歌山>

http://www.robocupjunior.jp/

  2020年4月24日(金)-26日(日)

 ※和歌山ビッグホエール(JR和歌山駅)

Robocup2020ボルドー世界大会>        

https://www.robocup.fr/robocup-2020-1

 2020年6月23日-29日

<ロボカップアジアパシフィック2020愛知>        

   2020年10月開催予定

第7回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会報告

~  悔しい思いもあり、学びもあり、貴重な体験をした一日  ~

天の川

去る11/4(月休)神奈川大学横浜キャンパスにて「第7回宇宙エレベーターロボット競技会」の全国大会が行われました。予選会となる関東オープンAおよびB、関西オープン、東北オープンの「グローバルリーグ」を勝ち抜いた全48チーム(小学生部門18チーム・中高校生30チーム)が参加しました。地上4m(予選は2.5m)に設置された宇宙ステーションまで「テザー」と呼ばれる布製の帯をたどってロボットが昇っていき、宇宙ステーションにあるピンポン玉を取って地上(アースステーション)に下ろし、地上にあるピンポン玉を宇宙ステーションまで運んで載せるという競技内容です。

Truthからは、小学生部門に練馬校の「天の川」「ホタル」、飯田橋校の「YSK」が参加。「天の川」は1回目の競技では2位の成績でしたが、2回目にミスをしてしまい、結果11位。「ホタル」も練習の成果が発揮できませんでした。宇宙ステーションのピンポン玉を取りに行く課題に挑戦したチームが少ない中、果敢にチャレンジしたものの、ロボットが宇宙ステーションに引っかかってしまい、残念な結果となってしまいました。

ホタル
YSK

全国大会では、事前に準備した自分たちのチームの活動やロボットを紹介するポスターを前に、プレゼンテーションをしたり、質疑応答をしたりする「ポスターセッション」と呼ばれる時間が設けられています。3チームとも緊張しながらも、発表や応答をしていたようです。また、中高校生部門で優勝・準優勝したチームの説明を聞き、質問をして戦略やロボットの機構、プログラミングについて多くのことを教えてもらっていたようです。お互いに技術を公開して学び合える貴重な機会だと思います。

ポスターセッション
ポスターセッション

Truthの中島と池田は、車検(ロボットが規定に合っているかどうかの検査)を担当しましたが、マインドストームのNXTやEV3のバージョンによって、部品の長さや仕様が異なるので大変苦労しました。また、学校などで旧バージョンのセットをそのまま使っているチームは規定に合わず、残念な思いをしたチームもあるので、今後規定の見直しなども課題となるように思います。

全国大会という大きな舞台で経験したこと、学んだことをこれからのロボットの開発だけではなく、日頃の学習や人生の経験として活かしてくれることを期待しています。

http://space-elevator.tokyo/

ロボットの鉄人&RoboRAVE東日本大会2019

~ 夢に向かって精一杯頑張った2泊3日 ~

鉄人19+RoboRAVE19集合写真

去る9/21(土)~23(月祝)国立オリンピック記念青少年総合センターにて、恒例の2泊3日の合宿「ロボットの鉄人2019」を、最終日には「RoboRAVE東日本大会2019」を開催しました。「ロボットの鉄人」には、サッカーコース5名、レスキューコース7名、RoboRAVEコース9名が参加し、ロボカップジュニアの世界大会やアジアパシフィック大会、ジャパンオープンで活躍した先輩である「鉄人」8名が指導に当たりました。朝9時から夜9時までの活動に加え、小学生の中にも深夜2時まで自室でロボット開発に取り組む子もいました。皆が、ロボットコンテストで上位を目指す夢に向かって、夢中に活動している様子が印象的です。

鉄人レスキュー

元々ジュニアが参加するロボコンで最難関であるロボカップジュニアのルールが年々難易度を増すことに加え、世界大会の出場下限年齢が年々上がることもあり、ますます狭き門になる世界大会を目指す子供たちが少なくなってきているように思います。一方、初心者でも取り組みやすい競技が用意されているRoboRAVEは少しずつ関心を持たれるようになってきました。今回の東日本大会には、Truthがカリキュラムをサポートしている静岡からも3チーム8名が参加してくれました。

下表の4チームが11/8(金)~11/10(日)に開かれる加賀国際大会 に出場します。

新しい教育の在り方として求められている「Project Based Learning(PBL:問題解決学習法)」の代表ともいえるロボットコンテストに参加する子供たちの裾野を広げることと、さらに高い頂点を目指す子供たちを育成することの両方を追求しなければならないことの重要性をつくづく感じる3日間でした。


RoboRAVE加賀国際大会詳細は↓
https://www.roborave-kaga.com/





第7回宇宙エレベーターロボット競技会

~ Truth3チーム、全国大会出場決定! ~

宇宙エレベーター関東オープンB集合写真

去る10/6(日)中央大学附属中学校・高等学校にて、「第7回宇宙エレベーターロボット競技会・関東オープンB」が開催されました。この競技会は、年々参加チーム数が増え、全国大会に向けた予選会が関東オープンA・B、関西オープン、東北オープンと4つの競技会になり、大分大会・九州大会というローカルの大会も設けられました。また、全国大会の選抜を行う「グローバル部門」と全国大会を目指さない「リージョナル部門」とが新設され、競技の難易度を選べるようになりました。

競技中の天の川

関東オープンBには、90チーム 323名が参加。Truthからは、小学生グローバル部門4チーム、中高生グローバル部門1チームが出場しました。グローバル部門は、2.5mの高さの宇宙ステーションにあるピンポン玉を地上のアースステーションに下ろす、アースステーションから宇宙ステーションにピンポン玉を運ぶ、という2つのミッションが課せられています。2回の競技の内、高い方の得点で順位が決まります。「ホタル」(練馬校)は1回目は2位の成績でしたが、1回目失敗した「天の川」(練馬校)が2回目で高得点を出して全体順位3位、「ホタル」4位となりました。11位の「YSK」(飯田橋校)を含め、3チームが来る11/4(月休)神奈川大学横浜キャンパスで行われる全国大会に出場することが決まりました。

ホタル
天の川

予選会では宇宙ステーションまで上れないロボットが多く、着実にアースステーションから宇宙ステーションにピンポン玉を運べたチームが上位を占めたようです。3チームは予選会通過に照準を合わせたのが勝因だったようです。小学生部門「スペース0505」(飯田橋校)と中高生部門「たすろう」(飯田橋校)は全国大会に出場できませんでしたが、宇宙ステーションのピンポン玉をアースステーションまで下ろすという難しい課題に果敢にチャレンジした姿勢は立派であり、誇りに感じます。

11/4(月祝)に神奈川大学横浜キャンパスで、全国大会が開催されます。

引き続き、全国大会の応援をよろしくお願いいたします。

競技中のたすろう
たすろう
競技中のスペース0505
スペース0505


競技結果、全国大会の詳細はこちら↓

http://space-elevator.tokyo/

小~高校生102人が集結!NESTロボコン2019報告

~ 学習成果の発表の場・交流による学びの場 ~

全体写真

去る9月1日(日)東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパスにて、NPO法人科学技術教育ネットワーク主催「NESTロボコン2019」が開催されました。NESTロボコンは、前身の「サマーチャレンジ」から数えると17回目になります。今回は、全68グループ102人のエントリーがあり、ボランティアスタッフ総勢55名で運営しました。

NESTロボコン19サッカーNL
NESTロボコン19レスキュー
NESTロボコン19WanWan

競技は、ロボカップジュニアのサッカーとレスキュー、Kokohore!WanWan!(ここほれワンワン)の3種目。どの競技も、ロボカップジュニア世界大会では「スーパーチーム方式」と呼ばれる、学年や出身をまたいでチームを組んで行う形式となっています。「社会的構成主義」という21世紀教育が目指す教育理論を実践していることが評価されています。

競技の他にも、NESTは国際的なロボットコンテストの「ロボカップジュニア」や「RoboRAVE(ロボレーブ)」を支援していますので、RoboCup2019シドニー世界大会報告会や、レスキューMazeのデモ、RoboRAVEを題材とした「初めてのロボット・プログラミング講座」や「アメージング」や「ラインフォロイング」「スモーボット」の競技に挑戦するRoboRAVEチャレンジコーナーなどを設けました。また、ロボットプログラミング普及活動として、幼児~小学低学年を対象とする「Bee-Botロボットを動かそう!」コーナーも。たくさんの子どもたちが楽しんだ1日となりました。

今回の大会は参加者のマナーも良く、保護者の方々のご理解にも支えられ、大変心温まる有意義な大会になったと思います。特にロボットベーシックⅠ(RBⅠ)の子たちにとっては初めてのロボコン。何人かの保護者の方々から感謝のお言葉を頂きました。これから、ロボカップジュニア、RoboRAVE、宇宙エレベーターロボット競技会とロボコンが目白押し。NESTロボコンで得たものを活かして果敢な挑戦をしてもらいたいと期待しています。

サッカーNL表彰19
サッカーWL表彰19
レスキュー表彰19
WanWan表彰19
WanWanベストロボット19
RoboRAVE表彰19


詳細はこちら↓

NESTロボコン                       https://www.npo-nest.org/workshop/robocon/

10年目を迎えるロボットづけの合宿「ロボットの鉄人2019」

サッカーも!レスキューも!RoboRAVEも!

鉄人+RoboRAVE全体写真2018

ロボカップジュニア・レスキュー、サッカーでジャパンオープンや世界大会を目指す諸君向けに、同世界大会出場経験のある高専生・大学生・大学院生の先輩たちから直接指導してもらえる貴重な2泊3日の合宿「ロボットの鉄人」を今年も開催します。

昨年度のサッカーコース参加者からは、ロボカップ2019ジャパンオープン出場を、日本リーグ、ワールドリーグの両リーグで果たしました!今年はレスキューでも、念願かなえたいと思います。

初級者向けには、最終日9/23(月祝)に行う「RoboRAVE東日本大会2019」に向け活動する「RoboRAVEチャレンジ」コースを!11月に石川・加賀で行われるRoboRAVE国際大会出場に向け、ロボット製作・プログラミング学習・対策活動を2泊3日で行います。

ロボコン経験は子どもたちの成長の近道!ご参加お待ちしています。

鉄人2018 RoboRAVE東日本大会 Line-following


ロボットの鉄人2019 開催概要
http://www.npo-nest.org/workshop/tetsujin/index.html





今年で15年目、ICT夢コンテスト受賞「NESTロボコン2019」

Kokohore! WanWanバージョンアップ!

ICT夢コンテスト受賞の「NESTロボコン」。今年は9月1 日(日)都立産技高専品川キャンパスで行います。当アカデミー、ロボット・サイエンス在籍生は、この7月から各チャレンジに向けて対策活動に励んでいます。

NESTロボコン2018全体写真
NESTロボコン2018 レスキュー
NESTロボコン2018サッカーWL
NESTロボコン2018 Kokohore! WanWan
Kokohore! WanWanフィールド

NESTロボコンのルールは、ロボカップジュニアのルール更新に準じたり、参加者諸君の課題のクリア状況に応じたりして、随時更新しています。犬ロボットが宝探しをする設定のNESTオリジナル競技Kokohore!WanWanは、今回ルールをバージョンアップ!宝が隠されている洞窟の壁をなくし、新たに秘密の抜け道を設けました。
トゥルースからは、ベーシックⅠ・Ⅱの生徒たちが参加します。2年目となるベーシックⅡの諸君には、ぜひ難題にチャレンジして欲しいと思います!



NESTロボコン2019開催概要
http://www.npo-nest.org/workshop/robocon/robocon2019.html




トゥルース・アカデミー
ロボット・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/

NPO法人 科学技術教育ネットワーク
http://www.npo-nest.org/



ロボカップ2019シドニー世界大会報告

~ 目覚ましい技術レベルの向上 ~pallas、シドニー世界大会出場へ!

Robo Cup 2019
オペラハウス

冬のシドニーにて「RoboCup2019 Sydney, Australia」が開催されました。メジャー(成人の部門)のサッカー、レスキュー、@Home、Logisticsに加え、ジュニア(19歳以下の部門)のサッカー、レスキュー、OnStage、全3部門7競技が行われました。

Truthからはジュニア・レスキューMaze競技の「pallas」(パラス)が出場。大会2週間前に出場が決まり、慌ただしく準備し、4泊7日という強行日程で参戦しました。レスキューMazeの競技は、壁に仕切られた迷路をロボットが進み、被災者に見立てた熱源を発見し、知らせるとともに救援キットをその近くに置くというものです。熱源とは別の被災者として、壁に3種類のアルファベットが書かれており、これはトリアージされた被災者の状態を示しています。その状態に応じて決められた数の救援キットを置かなければなりません。カメラを搭載して画像処理を行う必要があります。また、迷路には坂があったり様々な形状の障害物が置かれたり、床に串などがばらまかれたりしており、それらの障害を克服してロボットは進まなければなりません。そして、スタート地点に戻ってくると高得点が得られます。ロボットが進みながら迷路の地図を作成するマッピングの技術が要求となります。優勝したクロアチアのチームは、レザーを360度回転させる距離センサーを搭載し、自動的にマッピングさせるという技術を使っていました。

pallas
pallas

pallasは、自分のロボットの一歩前に仮想の分身ロボットを走らせ、その仮想ロボットが発見した被災者に対して、後から来た実際のロボットが再確認してアクションする、という複雑なプログラムを組んでいました。しかし、チームメンバーの一人は国立東京高専(八王子市)で寮生活、もう一人も今年四月に入学した国立長岡高専(新潟県)で寮生活であり、また出場が決まったのが直前だったこともあって、ロボットの改良や調整のための時間がなかなか取れませんでした。競技は1日目と2日目が3回、3日目が2回の計8回。内7回の合計点で順位が決まります。毎回の競技後に改善点と改善目標を設定して取り組みました。個別チームの結果は、28チーム中15位。

世界大会では、最終日に他国のチームと組んで行う「スーパーチーム方式」での競技があります。個別チーム成績4位の中国チームと組みました。前日にルールが発表されます。2チームはとても仲良くなり、午後8時まで会場で戦略についての打合せや調整、その後もLineで夜遅くまで意見交換していました。pallasのロボットの調子は日々良くなってきて2回の競技では活躍したのですが、中国チームの調子が優れず、惜しくも4位でした。

スーパーチームでは中国と

サッカー・ライトウェイトでは、日本から出場した2チームが予選と決勝で対戦し、大いに盛り上がりました。結果は2位と3位。このリーグでは作りをシンプルにしたロボットが増えてきたようです。目を見張ったのは、OnStage アドバンスト部門でした。経験者を対象にしたチームですが、全方位に動けるオムにホイールやメカナムホイールの使用やレゴマインドストームEV3とArduino(アルデュイーノ)の融合は当たり前で、カメラを搭載した画像処理、AI技術の導入など、その技術の高さには驚かされました。レベルが一気に上がった感があります。特に目を引いたのは、ロシアチームが作った等身大の女性ロボット。コンプレッサーで空気を送り込み、指1本1本を制御して実際に笛を吹きながら移動するロボットです。ステージ上だけではなく、会場の通路でも正確に笛を吹きながら観客に囲まれながら移動していました。

アドバンスト部門 ”笛を吹くロボット”

メジャーの部門では、家庭の中で人間とロボットがコミュケーションを取り共同作業を行う課題に取り組む「@Home(アットホーム)」では画像認識、音声認識、動作の精度がかなり進化したように思います。災害後の街を模したフィールドで被災者を発見する「レスキュー実機リーグ」の会場には、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州警察のレスキューと爆弾処理を行うロボットが展示され、フィールドでの実演も行われていました。競技の難易度も上がっているようです。特に興味を持ったのは、ヒューマノイド(人間型)のサッカーです。これまであまり進化を感じなかったのですが、既製のロボット「ナノ」を使った標準プラットフォームリーグと小型のキッズサイズリーグでは、まだまだ人間とサッカーするには程遠いのですが、サッカーの形に近づいているのを感じました。

世界大会は調整日を含めて5日間、毎回の競技で問題点とその原因を発見し、次の競技までに修正し調整する、という作業の連続です。また、同じ競技に参加した玉川学園のチームやスーパーチームを組んだ中国チーム、調整の合間やジュニアパーティーで交流した諸外国のチームとの交流もありました。今後の人生にとても意義ある、しかも強烈な体験ができたと思います。この経験を糧にさらに大きく羽ばたいてほしいと願っています。


■サッカー中型リーグの映像


■サッカー標準プットフォームの映像


ロボカップ2019シドニー世界大会
https://2019.robocup.org/