ロボカップ2019シドニー世界大会報告

~ 目覚ましい技術レベルの向上 ~pallas、シドニー世界大会出場へ!

Robo Cup 2019
オペラハウス

冬のシドニーにて「RoboCup2019 Sydney, Australia」が開催されました。メジャー(成人の部門)のサッカー、レスキュー、@Home、Logisticsに加え、ジュニア(19歳以下の部門)のサッカー、レスキュー、OnStage、全3部門7競技が行われました。

Truthからはジュニア・レスキューMaze競技の「pallas」(パラス)が出場。大会2週間前に出場が決まり、慌ただしく準備し、4泊7日という強行日程で参戦しました。レスキューMazeの競技は、壁に仕切られた迷路をロボットが進み、被災者に見立てた熱源を発見し、知らせるとともに救援キットをその近くに置くというものです。熱源とは別の被災者として、壁に3種類のアルファベットが書かれており、これはトリアージされた被災者の状態を示しています。その状態に応じて決められた数の救援キットを置かなければなりません。カメラを搭載して画像処理を行う必要があります。また、迷路には坂があったり様々な形状の障害物が置かれたり、床に串などがばらまかれたりしており、それらの障害を克服してロボットは進まなければなりません。そして、スタート地点に戻ってくると高得点が得られます。ロボットが進みながら迷路の地図を作成するマッピングの技術が要求となります。優勝したクロアチアのチームは、レザーを360度回転させる距離センサーを搭載し、自動的にマッピングさせるという技術を使っていました。

pallas
pallas

pallasは、自分のロボットの一歩前に仮想の分身ロボットを走らせ、その仮想ロボットが発見した被災者に対して、後から来た実際のロボットが再確認してアクションする、という複雑なプログラムを組んでいました。しかし、チームメンバーの一人は国立東京高専(八王子市)で寮生活、もう一人も今年四月に入学した国立長岡高専(新潟県)で寮生活であり、また出場が決まったのが直前だったこともあって、ロボットの改良や調整のための時間がなかなか取れませんでした。競技は1日目と2日目が3回、3日目が2回の計8回。内7回の合計点で順位が決まります。毎回の競技後に改善点と改善目標を設定して取り組みました。個別チームの結果は、28チーム中15位。

世界大会では、最終日に他国のチームと組んで行う「スーパーチーム方式」での競技があります。個別チーム成績4位の中国チームと組みました。前日にルールが発表されます。2チームはとても仲良くなり、午後8時まで会場で戦略についての打合せや調整、その後もLineで夜遅くまで意見交換していました。pallasのロボットの調子は日々良くなってきて2回の競技では活躍したのですが、中国チームの調子が優れず、惜しくも4位でした。

スーパーチームでは中国と

サッカー・ライトウェイトでは、日本から出場した2チームが予選と決勝で対戦し、大いに盛り上がりました。結果は2位と3位。このリーグでは作りをシンプルにしたロボットが増えてきたようです。目を見張ったのは、OnStage アドバンスト部門でした。経験者を対象にしたチームですが、全方位に動けるオムにホイールやメカナムホイールの使用やレゴマインドストームEV3とArduino(アルデュイーノ)の融合は当たり前で、カメラを搭載した画像処理、AI技術の導入など、その技術の高さには驚かされました。レベルが一気に上がった感があります。特に目を引いたのは、ロシアチームが作った等身大の女性ロボット。コンプレッサーで空気を送り込み、指1本1本を制御して実際に笛を吹きながら移動するロボットです。ステージ上だけではなく、会場の通路でも正確に笛を吹きながら観客に囲まれながら移動していました。

アドバンスト部門 ”笛を吹くロボット”

メジャーの部門では、家庭の中で人間とロボットがコミュケーションを取り共同作業を行う課題に取り組む「@Home(アットホーム)」では画像認識、音声認識、動作の精度がかなり進化したように思います。災害後の街を模したフィールドで被災者を発見する「レスキュー実機リーグ」の会場には、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州警察のレスキューと爆弾処理を行うロボットが展示され、フィールドでの実演も行われていました。競技の難易度も上がっているようです。特に興味を持ったのは、ヒューマノイド(人間型)のサッカーです。これまであまり進化を感じなかったのですが、既製のロボット「ナノ」を使った標準プラットフォームリーグと小型のキッズサイズリーグでは、まだまだ人間とサッカーするには程遠いのですが、サッカーの形に近づいているのを感じました。

世界大会は調整日を含めて5日間、毎回の競技で問題点とその原因を発見し、次の競技までに修正し調整する、という作業の連続です。また、同じ競技に参加した玉川学園のチームやスーパーチームを組んだ中国チーム、調整の合間やジュニアパーティーで交流した諸外国のチームとの交流もありました。今後の人生にとても意義ある、しかも強烈な体験ができたと思います。この経験を糧にさらに大きく羽ばたいてほしいと願っています。


■サッカー中型リーグの映像


■サッカー標準プットフォームの映像


ロボカップ2019シドニー世界大会
https://2019.robocup.org/

レスキューMaze、追加推薦決定!

pallas、シドニー世界大会出場へ!

pallas
pallas

7/2~8にオーストラリアで開催される、ロボカップ2019シドニー世界大会に、TruthのレスキューMazeチーム「pallas」が推薦されました!5月に開かれた和歌山ジャパンオープンで、惜しくも準優勝だったチームです。世界大会まであと2週間と迫っている直前の連絡でしたが、メンバーの西村啓君(高専1年)=写真右=、渡辺智悠君(高専3年)=同左=の出場意思が固まり、参加することとなりました。
小学生の頃からブロックサイエンスで学び、ものづくりが好きで高専に進学した二人。ずっとレスキュー競技に取り組んできました。難関の関東大会を勝ち抜き、手に入れた推薦枠です。英語資料の準備、ツアー準備、ロボットの調整…と過酷な忙しさですが、正々堂々と世界の舞台で自分たちのベストを尽くしてきてほしいと思います。応援してください!!



ロボカップ2019シドニー世界大会
https://2019.robocup.org/

ロボカップジュニア・ジャパンオープン2019和歌山 大会報告

ワールドリーグ・レスキューMaze、OnStageで準優勝!

妖怪show!
pallas

4/28(土)-29(日)和歌山ビッグホエールにて、ロボカップジュニア・ジャパンオープン2019 和歌山大会が開かれました。世界大会出場を目指すワールドリーグ6種目、ジャパンオープンを頂点とする日本リーグ3種目で、計212チーム568人が参加。開会式には経産省の世耕大臣や和歌山県知事が招待されるなど盛大な大会となりました。

和歌山城で集合写真
開会式

Truthの参加チームは、NEST所属団体から参加する12チーム、ご家族含め60名を超えるが遠征ツアーを組んで現地入りしました。GWで混雑が予想されましたが、エントリー開始まで時間があったので、和歌山城を散策するなど、競技前に少し観光を楽しむことができました。
Truth5チームの結果は下表の通り。

激戦のサッカーは、予選をスイス方式(勝ったチーム同士、負けたチーム同士で試合を組む方式)で行い、上位8チームが決勝リーグに進めるのですが、全チーム惜しくも予選リーグで敗退。

サッカーNL練馬原住民
サッカーWLブラックファウンテン
サッカーNL雷閃

レスキューMazeは、2日間で4回の競技を行い合計点で順位を決めます。pallasは1回目〜3回目は安定した走りで、首位をキープし、優勝も間近でしたが、4回目で失速。惜しくも準優勝。

レスキューMaze-pallas
レスキューMaze-pallas

OnStageワールドリーグ「妖怪Show!」は、オープンテクニカルデモンストレーション(以下OTD)、インタビュー、パフォーマンスと審査員による三つの審査の合計点で順位付けします。OTD、インタビューは正々堂々と伝えたいことはしっかり伝えることができていました。リハーサルでは心配な出来栄えでしたが、パフォーマンスもほぼ成功。持てる力は出し切ったと思います。高専生、高校生チームが多いリーグで準優勝は立派でした。

OnStage妖怪Show!

7月に開かれるシドニー世界大会出場枠は基本的に優勝チームのみ。残念ながら出場を決めることはできませんでした。11月開催予定のアジアパシフィック大会も視野に入れ、今後もロボット開発に鍛錬していきましょう!


ロボカップジュニア2019ジャパンオープン和歌山
http://www.wakayama-cci.or.jp/robocup/

ロボカップジュニア関東ブロック
https://rcjj-kanto.org/

ロボット・ベーシックⅠ卒業チャレンジ2019合同競技会結果報告


理解度充分!ロボコン経験を重ねよう!!

3/21(木祝)国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で、ロボット・サイエンス1年目ベーシックⅠの一年間のまとめとして、全校合同「卒業チャレンジ」競技会を開きました。飯田橋校、練馬校の在籍生全4チーム、8名が参加。欠席チームもあり、少数での開催となりましたが、静かに熱心に取り組むメンバーが多く、密かに熱い戦いが繰り広げられました。

昨年度から米国発の国際的なロボコン「RoboRAVE(ロボレーブ)」内容をアレンジしたオリジナルルールで行っています。授業内で約3カ月の活動を経て本番を迎えます。どのチームも、本番前にちゃんと準備していたことが感じられました。あとは当日の調整力。会場が変われば条件も変わり、当日の決められたスケジュールの中で優先順位をつけて何に取り組むか?を、チームで考えて実践することがロボコンの難しさです。事前に備えたスキルや知識だけでは乗り越えられないのです。この経験は社会に出ても役立つ能力です。今後も貴重なロボコン経験を積み重ねて行ってほしいと思います。
11月にはRoboRAVE加賀国際大会2019が開かれます。海外チームも出場する同大会にぜひ、チャレンジして下さい!


<RoboRAVE2019大会予定>

東日本ブロック大会:9月23日(月祝)
加賀国際大会:11月8日~10日




Truth academy ロボット・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/

ロボット・サイエンスコースのご案内

アドバンス~マスター2019 ソフト・センサなど随時更新
レスキュー、サッカー挑戦へのスキルを段階的にアップ!



科学の進化は日進月歩。それに伴い当アカデミーのロボカップ挑戦へ飽くなき探求心も進化中です。その時々のベストなセンサや部品を吟味し、競技に勝つためのスキルを提供すべく、2019年度のサッカー&レスキューに使用するソフト等は以下表になります。とはいえ、「基礎は大事」がモットー。各ステップでできることを正しく理解し、最大限に学んでから次期ステップへ喜びを感じてスキルアップできるようコース設定しています。講師たちがロボカップを経験しているからこその構成。勝つことが目的ではなく、勝つことで得る知識が大切。ロボカップは研究し続けることを飽きさせない魅力があります。



ロボットサイエンス2019年度開校コース概要

ジャイロコンパスセンサ


Truth academy ロボット・サイエンス
http://truth-academy.co.jp/rs/

速報!!ロボカップジュニアジャパンオープン2019和歌山推薦チーム発表

サッカー、OnStage、レスキューMazeでTruth全5ームが推薦!

やっと、ジャパンオープン推薦チームが発表されました!!12月下旬に関東ブロック大会は終了していましたが、全国のブロック大会の開催時期が大きく差があるため出場の可否がなかなか決まらないのは、関東ブロックチームにとっては例年に引き続きストレスなところです。3月に入ってようやく、確定連絡が来るようになりました。結果、Truthからは全5チームが推薦されました!出場意思確認がまだ最終段階までできていませんが、Truthだけでも15人程、NPO法人NESTのチームも含め、総勢30名ほど出場となりそうです。Truth-OB のいる産技高専チーム、講師チーム、NPO 法人NEST のチームらと共に、ジャパンオープン遠征ツアーを組み、ゴールデンウィーク初旬となる4月27日(土)~29日(月祝)、和歌山に向け出発します。

練馬原住民
pallas

昨年のジャパンオープンと同じ会場、ビッグホエールになります。和歌山県や和歌山市、地元発の世界的企業・島精機からの支援を受け開催されます。ゴールデンウィーク中というのもあり、観光地の入り口でもある場所なので混雑が予想されます。自分の実力を十分発揮できるよう、ツアーチーム内で助け合って、関東ブロック代表として、推薦された諸君はベストを尽くしましょう!
全国から同じ目的を持って集まる仲間との出会いだけでなく、海外からの招待チームもあるようです。貴重な経験になるよう、大会までロボットをブラッシュアップさせましょう!!

雷閃
妖怪Show!
レスティストゥ
ブラックファウンテン
ジャパンオープン和歌山2019
推薦されたTruthチーム



ロボカップジュニア2019開催概要

◆ジャパンオープン2019 和歌山 
4月27(土)~29日(月祝)
和歌山ビッグホエール(JR和歌山駅)
http://www.robocupjunior.jp/

◆Roobocup2019 シドニー世界大会
2019年7月1日~8日
https://2019.robocup.org/

卒業制作がはじまります!

3月は卒業制作&卒業研究シーズン

各ステップごとのテーマで1年の成果を披露!

ロックサイエンス、リトル・ヴィンチ理数教室は2月下旬~3月、各コース・ステップに設定した下表のテーマで、クラスごとに卒業制作&卒業研究に取り組みます。
どのようなものを作るか、誰が何を担当するかなど話し合いから始めるチームによるプロジェクト学習です。
これまで学習してきたことを振り返り、みんなで協力して作品に生かし、多くの人の前でプレゼンテーションする大切な機会です。
最終授業回が発表会となりますので、ご父母の皆さまは是非ご覧ください。発表会日時は各自Student Reportでご案内しております。
尚、1年の学習の締めくくりとして、クラスで協力するカリキュラム期間のため、振替授業を受付できません。ご了解ください。



■卒業制作のテーマ



■過去の様子



ブロックサイエンス  http://truth-academy.co.jp/bs/
リトル・ダヴィンチ理数教室 http://truth-academy.co.jp/lv/

ロボカップジュニア2019関東ブロック大会報告

OnStageワールドリーグで優勝!

12/22(土)-23(日)、都立産技高専品川キャンパスにて、ロボカップジュニア2019関東ブロック大会が開かれました。22日はサッカー日本リーグとOnStage、23日はその他の全リーグの競技が行われ、全72チーム220人が参加。Truthからの出場チームの結果は以下の通りです。

OnStage-WL妖怪Show!

OnStageワールドリーグに挑戦した妖怪Show!は優勝し、ジャパンオープン出場を決めました。全国的には高校生以上のチームの参加が多いリーグです。さらなるスキルアップをして、ジャパンオープンに挑みましょう。
各リーグ優勝チーム以外はジャパンオープンへの推薦は未定のため、上表以外のチームでも可能性は残されています。この中から3月末に和歌山で開催されるジャパンオープンに何チーム推薦されるのか?引き続き応援をお願いします!

プレゼン賞
WLレスキュー2polestars
サッカーNL雷閃
レスキューMaze_pallas

加賀ロボレーブ国際大会2018

~ 国際色豊かな熱きロボットコンテスト ~

去る11/9(金)~11(日)石川県加賀市スポーツセンターにて、「加賀ロボレーブ国際大会2018」が開催されました。今年で4回目。アメリカ・中国・台湾・シンガポール・インド・タイ・フィリピンからも参加。エントリーは160チームを超え、参加人数は450名以上と年々増え、会場も使用面積が大きくなっていました。

9/24(月休)にNPO法人科学技術教育ネットワーク(NEST)主催「RoboRAVE東日本大会2018」に参加したチームから、4チーム8人が参加。遠征ツアーを組んで11/9夜に現地入りしました。今年2回目の子もいますが、初めての子は少し緊張気味。全5競技の内、アメージングとラインフォロイング、スモーボットの3競技に参戦。1チームで複数競技に出場できるので、各チーム23競技に挑戦しました。ラインフォロイングは、ライントレースのコース難易度がかなり上がりました。今年2年目のスモーボットは、1つの土俵で3台の対戦となりました。各競技とも3日目の午前11時まで予選が行われ、午後から決勝。スモーボット(小学生部門)で「ROBO ONE-HTMTS」が、アメージング(小学生部門)で「smile」が予選を見事突破して決勝進出。しかし、「ROBO ONE-HTMTS」は1回戦敗退で9位。初出場の「smile」は4位と大健闘。1位~3位を台湾チームが独占しているので、日本チームでは1位の座を獲得しました!国別では、どの競技も圧倒的に台湾が強いのが強烈に印象に残りました。

ロボットコンテストはProject Based Learning (プロジェクトに基づく学習)を実現することができます。中でもロボレーブには初級者でも取り組みやすく、楽しい競技が用意されています。学び始めてから早い段階でこのような大きな大会、しかも国際大会に参加できることが魅力です。参加した子供たちは、全国から集まってきた子供や海外から挑戦しに来た子供と同じ空間で競い合うことで、自分にはない発想や戦略、ロボットの構造や機構、プラグラミングの考え方を実際に目にして学ぶことができたと思います。また、緊張したり落胆したり喜んだり、いろいろな感情も味わえたのではないでしょうか?常にチャレンジしながら、自己の向上を目指すことの大切さを改めて感じました。

加賀ロボレーブ
http://www.roborave-kaga.com/